ヤクルト首位陥落

 名古屋で連敗し、阪神に首位を奪われてしまった。しかし、まだシーズン始まったばかりだし、大きな連敗をしなければ日々の順位の入れ替わりに一喜一憂することはない。

 大事なのは、選手のコンディションを整えて、しっかりした野球をしていくことだ。それで5割ラインをキープしつつ、チーム状態を上げていって徐々に貯金を増やしていければいいんじゃないだろうか。昨シーズン96敗したチームなのだから、勝率5割だってなかなか厳しい数字ではあるのだが・・・

 2015年のように混戦状態になり、夏場以降に貯金を増やせるようになればあの年のようにペナントを制することもできるかもしれない。

 優勝をするためには、この春先からの序盤戦ではチームの戦力を見極めつつ、戦える体制を作らなければならない。特に、新戦力の実力の見極めは重要だ。

 そこで、昨日の新外国人ハフ。

このピッチャー、良いんだか悪いんだかさっぱりわからない。前回登板は、5回までパーフェクトで6回に一気に3本塁打をあびて5失点。そして今回は4回までパーフェクトで5回に一気に7失点。スタミナがないのか、ランナー出してセットポジションになるとダメなのか、原因をつきとめて克服してもらいたい。実力は間違いなくあるはず。まぐれで4イニングも5イニングもパーフェクトでは抑えられないはずだから。もし、スタミナがないならリリーフに回すのもありかもしれない。スタミナ不足は34歳という年齢からも上積み要素は期待できない。5回80球から100球が限界なら助っ人としては物足りない。

 今は先発の駒が足りないから厳しいが、ライアン小川や星知弥が帰ってきたら考えてもらいたい。ハフは四球で崩れるタイプではなく、打たれて失点しているということは、やはり球威が落ちて球が上ずって痛打されているのだろう。田畑コーチ、お願いしますね

  この先、ハフが弱点を克服して先発の柱としてずっとローテーションを守ってくれるようになれば、星が復帰してきたら、星をリリーフに回して勝利の方程式の一角を担ってもらえばいい。もし、スタミナ不足で長いイニングがむずかしいのであればハフをリリーフにまわして、星を先発にまわせばいいのではないか。

 いずれにしても、ハフは貴重な戦力だ。彼がきちんと働いてくれるかどうかでヤクルトの戦況も大きく変わってくるだろう。パーフェクト投球をしている姿が本来のものであると信じたい。

 そして、今日は館山。吉見との往年のエース対決だ。もちろん、連敗ストップ期待してるよ